我が家には風変わりな居候がいる。そいつの態度はでかい。
夏は俺が仕事に出ている日中、勝手にクーラーをつけやがり。
冬は寒空の下で俺が震えている最中ずっとコタツに入ってるくせして、帰ってきた家主に向かいコタツから頭だけ出して開口一番メシをよこせとくる。
さらに態度だけでなく、そいつは体もでかい。
デブだ。
標準を軽く二回る。
それも見た目通りの大食漢で、我が家の食費をキレイに半分持っていく。
『我が家の吾が輩』冒頭
とあるマンションに住む青年ヨシユキ。
彼に風変わりな居候がもたらしたもの。
それは、膨大な食費と――
我が家の吾が輩
文字サイズ16pxへ 19pxへ ブラウザ準拠へ
我が家の煮っ転がし
文字サイズ16pxへ 19pxへ ブラウザ準拠へ
小説TOPへ
HOMEへ