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2005年04月06日

落語ナビゲーター

伊集院光 日曜日の秘密基地』4/3放送の録音を聴きながら思ったこと。

この回の『VIPルーム』のゲストは落語家の春風亭小朝さん。
落語出身の伊集院さんの力の入りっぷりが熱を帯びたトークを呼んで、とても面白かった。
あまり発言しなかった(できなかった?)竹内アナも、おそらく落語を知らない多くの人と同じように話の濃さに驚嘆したり興味をそそられたりして頷くしかできなかったんじゃないかな。

僕は伊集院さんが落語について話すのが好きで、特に師匠の三遊亭楽太郎さんとのエピソードなんか大好きなんだけど、その度に「伊集院光は本当に落語が好きなんだなぁ」と感じている。
最近、実感はないものの『落語ブーム』なんか言われてて、何年か前から少しずつ興味を持ち始めた分野が触れやすくなるのはありがたいんだけど、しかしこの落語、どうにもとっかかりにくい所がある。
それが数年間、寄席にも行ってみたいなーなんて興味を疼かせつつ手を出してこれなかった理由なんだけど、ようは『玄人志向』を感じるほど入門的な情報が少ないのだ。
本当に好きな人はそんなものも突き破っていくだろうし、周りに愛好者がいて触れる機会が多い人は入りやすいんだろうけど、残念ながら僕はまだ「そのうち入りたいな」と玄関の前でうろうろしている程度。
ちょいと玄関が開けにくそうだと、また余裕のある時でいいやと後に回している。
多分こういう手合いは、結構いるんじゃないかな。

小朝さんの話の中にもあったけど、落語に二度と行かないという人は、落語の中のお約束というか、悪く言えば閉鎖的な世界に窮屈を感じるらしい。
それは僕も感じていて、落語からは入る前から専門的な気配が濃厚と漂ってくる。
普通に使う専門用語も多いようだから、マニアの世界という風も強い気がする。そこにはマニアの世界特有の初心者への排他的とも言える空気もあるように思う。
浅草に行ったとき、浅草演芸ホールを見に行ったことがあるけど、何か入りにくい。建築構造がどうとかいうわけじゃなくて、雰囲気が難解だった。一見さんお断りというか、中でどんな演目がされているのかも分かりにくいし、その演目がどんなものかという触りでさえ分からない。
看板もジャンルの告知もないミニシアターがあったらこんな感じかもしれない。
上映されているのは大ヒット上映中の映画かもしれない。あるいは興行収入は目立たない傑作かもしれないし、リバイバル上映、それともものっすごいカルトな映画かもしれない。入館料を払う分、それは一種のギャンブル感もある。
何があるか分からないというのは本当に足を重くさせて、その時少し時間があったにもかかわらず去ってしまった。
分かりやすいところに簡単なパンフかチラシなんかがあったら、もうちょっと考えたかもしれないけど。

そんなだから、伊集院さんが落語の話をするたびに思っていたのが、
「三遊亭楽太郎と伊集院光(三遊亭楽大)の落語入門」
みたいなラジオ番組があったらいいのにと。
いや、師匠とだと胃がもたなくてデブタレント生命に関わるかもしれないから、落語家さんは毎回違ったほうがいいかな?若手さんだと、面白い効果が出るかも。
いや、伊集院さんが小朝さんにやってくださいよと言っていた『落語ソムリエの入門』みたいな本を共著してもらっても面白いとだろうし、そういうラジオ番組をしてもらいたい。
そうすれば、伝統芸能ながら大衆娯楽という妙なイメージのアンバランスも持っている落語の世界が、もうちょっと分かりやすく目の前に開けてくれると思うんだけど。

本人がそういうのがあると言っていたように『伊集院は落語を辞めたくせに』という向きもあるかもしれないけど、落語が好きなことには変わりなし。
彼のような人がナビゲーターには最適だと思うんだけどなー。

投稿者 楽遊 : 2005年04月06日 23:59

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