全宇宙で最もポピュラーな『人間』でもある。
種族的な肉体的な特徴は希薄で、そのため順応力や器用さに優れている面がある。可もなく不可もなく、それゆえどんな状況にも適応していく柔軟さを持った種族。
外見は
生物的な特徴としては長命で知られ、また、最も
長命であるためか一般的にはのんびりとした気質で、穏健で平和主義であることがほとんど。
また、知的な作業を好み、それが影響しているのか外交面では優れた交渉力を発揮することが多い。
頭・胴・四肢に分かれ、二足歩行の
種族的な特徴は祖先とする動物の能力に拠り、例えばイヌを祖先に持つ場合は嗅覚に優れる、等の特徴がある。
全体的に観ると、体力的には
腕が六本あるが、うち四本は副腕と呼ばれる補助的なものであり、れっきとした
怪力で知られており、その腕力は
腕が六本という外見的特徴は進化の過程において次第に失われつつあるといい、その証明として、他種族との混血における腕の数はそのほとんどが他種族の数に揃う事実が挙げられる(例えば二本腕の
スライムやアメーバ状のものから水風船のような形状(器官を兼ねた細胞膜の中に核が一つと他は全部水、等)のものなど粘液状・不定形の身体を持ち、かつ知性を持つ。
コミュニケーション方法は超音波や色、接触し信号(電流)を直接渡し合うなど通常は
生殖方法も
『
ナノマシンは個々に一定のプログラムに従って動く他、複数体で“一”として働き、それによって様々な効果を得ることができる。そのように「群体様」のナノマシン群が作る効果、またはその群体そのものをエレメンツと呼ぶ。
代表例が、『
原始的な珪素生物で“擬似的な多細胞生物(の特徴)”を構成し、それを機械と融合させる科学技術。または機械(ナノマシン等)と融合させた原始的な珪素生物で構成された“擬似的な多細胞生物”を生み出す技術。
その根幹部分は、『
そのため、アデムメデスはこの分野の最先端技術保有国でもある。
アデムメデスも所属する国際機関。
こちらでいう国連のようなもの。
特に人間に似せて作ってある人型ロボット。
最高級にして最も精巧なものは「外見が人間と見分けがつかないまであと一歩」という段階にある(一方で、どうしても違和感が残ってしまう、という状況でもある)。
それをゴーレム技術を併用することで「全く違和感のない」段階まで引き上げたアンドロイドにできる、という論に基づいた開発も進められている。
一般的には車のようにメーカー製のものがあり、それぞれにブランドや売れ線のモデルがある。また、技術があれば自作も可能であり、そのためのキットも売られている。ただし、自作キット用の基幹ソフトの購入が必須である(こちらの世界で分かりやすく言えば、自作PCと同様。違うのはキット及びデバイスが基幹ソフトを用いなければ動かせないため“WindowsもしくはLinux”のように選べないこと)。
アンドロイドを所有するには許可が要り、未登録アンドロイドの所有が判明すると厳しく罰せられる。
また、ほとんどのアンドロイドには人を殺せないようプログラムに『リミッター』が組み込まれている。このリミッターを外しているものは『戦闘用』と区別され、当然一般には購入できず、所有するにも厳密な審査が必要となる。また、このリミッターの件があるため、自作アンドロイドには基幹ソフトを使用することが法律にも定められている。
いわゆる改造人間。多くの国家宗教が絡む『
取り外しのできる義手義足などは認められており、どこまでが許されるのか――という点は積年の課題である。
驚異的な科学技術を誇る集団。
(詳しくは二部以降で)