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2008年02月29日

覆面作家企画3・冬:あとがき

覆面作家企画・冬、終了。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
楽しかったー!


以下、あとがきテンプレをお借りして。



■参加ブロック、作品番号、作品タイトル、作品アドレス
 A-13 我が家の吾が輩


■ジャンル
 現代ファンタジー……になるのかな。


■あらすじ
 霊障に苦しんでいた男とそれを助けた化け猫の出会って一周年記念の晩酌。
 そして化け猫のボランティア。


■意気込みテンプレを使用された方は、URLを教えてください。

 こちら です。


■この人には当てられるかも、と思っていた探偵さんの推理はいかがでしたか?
 見事に当てられました。


■あなたが当てたいと思っていた作者さん、当てることができましたか?
 はい。それだけが救いなのです(T T


■今回の推理のポイントはなんでしたか?
 基本的に作家さんの趣味嗜好からいってみようとしてました。激しく失敗。


■作品のネタを思いついたきっかけは?
 一番のきっかけは、ネタを考えている最中、散歩してる飼い猫やノラ猫を見る機会が多かったことでしょうか。気持ち良さそうに陽だまりで座ってるのとか、止めてある原チャリのシートを我が物顔で占拠してるのとか、墓場の塀の上を歩いてるのとか。
 それを踏まえて。

 「空」で考えてたらどうもネタが固まらず。夏経過。
 いっそのこと空はどうでもいいや、まずはネタを出そうと腹を括って。
 そしたらまずタバコを吸う化け猫が出てきて。
 そしたら強引に家に居つく化け猫相手に苦悩する青年がセットで出てきて。
 そしたらある日、化け猫が老人が孤独死した家から出てきたのを青年が見かけて。
 まさかこいつが? と青年が思ったら化け猫は実は老人の死を看取ってて。
 化け猫曰く「独りで死ぬのは寂しいだろう?」
 それがきっかけになって青年は化け猫が家に居つくことを受け入れる。

 っていう流れが浮かんで、しかし何かしっくりこず。
 ↑の段階だと、どちらかというとアイディアの羅列でつながりがなくて、それじゃあ他のラインを立てて流れを自然にして、かつ話の要素も無理なくつながるようにと考えていたら一人と一匹が差し向かいで酒を飲んでる姿が出てきて、それが今回の話に。
 書き終えた後、『そういやアメリカかどこかの老人ホームだったか病院だったか、死の近い人間に寄っていく猫のニュースがあったなー』と思い出したりしたので、そのエピソードの影響も受けていたのかもしれません。

 もう一つ。
 前回の作品はテーマの消化をひねっていったので、今回はストレートにいくことにしていました。
 で、前回と同じだと芸が無いかな? と思ったのでそれなりにページ使って、覆面被るのは第一目的にせず、色んな意味で前回とは逆に行こうと。


■ストーリーの構築において気を使った点、苦労した点などあれば教えて下さい。
 すでにサキチとヨシユキが出会って一年が経過していることが前提だったため、二人の出会いを語りながら現在を進行させる必要があって、それは下手すると単に強引な構成で読みにくくなるだけだったので、読者さんが流れを理解しやすいようにと調整を繰り返しました。
 あとはページ数の微妙な超過を規定に合わせるための微調整。
 それと現在の火葬場事情を色々調べてました。幸いにも長い間縁がなかったので知らない変化がたくさんありました。そうかあ、今は煙突ないのかー。


■削ったエピソードなどありましたか? 作成裏話歓迎です。
 まずは『ネタを思いついたきっかけ』に書いた基本的なライン。出会いから始まるところが、出会って一年後になっているので、中核の「ふてぶてしいけどボランティアしている化け猫」「青年」「老人の孤独死」以外は別物に変化。
 あとは『猫またぎ』について「昔は人間が捨てていたのをたらふく食っていたもんさ。吾が輩の舌が人間様より格段に優れてたってことだな」とサキチが語るところとか。

 サキチに脅され部屋の隅で縮こまってる女の悪霊とか。

 ヨシユキが酒が駄目になった理由が、もともと酒に弱い上、初めての飲み会で安くてまっずい清酒を一気飲みさせられた後リバースした経験から……だったり。

 それ以外でも細かい描写をちょこちょこ削って、細かい設定をちょこちょこボツってました。必要がないから考えただけで書かなかったものもたくさん。
 サキチは器用にマウスを動かしてインタぁネットも楽しんでたり。
 「なんで『吾が輩』?」ってヨシユキに訊かれたサキチが「夏目の頃から猫は吾が輩と決まっている」と変に迎合的なことを言ったりする、とか。

 でも今思えば、ページの制約が合ったお陰で肉付けと削ぎ落としを繰り返し、結果的に余計な小ネタで作品の雰囲気やリズムを崩すことなくスリムにできたな、と思います。制約の利点、ですね(^^

 それと元々は『近海本マグロの大トロ』ではなく小道具に一缶五千円のキャットフードを使う予定だったんですが、そういうのをネットでも店頭でも確認できなかったのでやめたこととか。確かラジオかテレビかでその存在を聞いたことあるような気がするんだけど……
 そうそう、その高いのを近所のペットショップのフードコーナーに探しに行った時、目が合ったアビシニアンの子猫がにゃーと鳴いてこれまた可愛かったんだ!


■その作品の続編または長編化のご予定は?
 今のところないです。この話はこれで完成していると思いますので。
 ただ、蛇足にならないエピソードが浮かんだらあるかもしれませんが……どうなるかなぁ……


■その作品で気に入っている箇所はどこですか?
 思ってた以上にサキチがいい感じに味を出してくれたかな? と。
 そしてサキチとヨシユキがうまくかみ合ってくれて、全体的に良い雰囲気ができたな、と。ヨシユキのキャラクターがなければ、この話――特に後半部は引き締まらなかったと思うので。
 あと一人と一匹の掛け合いです。


■推理期間中、褒められた点は?
 作品の雰囲気や、バランス、キャラクターなど色々な角度からご好評いただけて嬉しくってもう……。
 中でも一番はこれだと思います。サキチ大人気!


■推理されてみて、いかがでしたか?
 相変わらずこそばゆいっすねー。
 今回当てられて初めて思いましたが、嬉しさもありながら何だか妙に悔しくて。
 いや思ってたより「あれ? 覆面剥がされたらなにやら妙に悔しいぞ?」と。
 やっぱり隠れて何ぼですね。
 名探偵の皆さんの分析に慄きつつ、もし次回もあるならそれに負けないくらい硬い覆面を作りたいと思いました(笑


■あなたの作品だと推理された作品はありましたか?
 A-04 アタタカイアメ~普通に雨が降ること,実は当たり前のことではないのです~
 A-07 あいつが残していったもの
 A-08 二番目の男

 です。


■あなたの作品が他の方の作品だと推理された作者さんはいましたか?
 確認できている中では、ヘボラマンさん、伊吹花梨さん、せらひかりさん。


■推理してみて、いかがでしたか?
 相変わらず難しい!
 脳の回路が焼き切れるかと。
 そして結果がこれがまた散々で。
 膝を抱えて凹んでますです......


■あなたの正解率、どのくらいでしたか?

 orz

 ひどいひどいひどいひどい。
 ええっと、カンニング駆使したCブロックは全的ですが、これは除外して。
 B・Dあわせて25%
 正答率下がってる!
 Cを合わせると50%


■この企画に参加して、改めて気づいたことはありますか?
 自覚はしていたんですが、想像以上に僕の作品において『料理』のウェイトが大きかったこと。
 料理をおいしそうと言っていただけた感想もあったので、嬉しかったです。
 でも、どの作品でもあまり前面に出過ぎないようにしないよう気をつけないといけませんね。料理小説なら話は別ですけど(^^


■参加作品の中で印象深い作品をあげてください。
 A-03 公主と鸚鵡  こういう文章、書いてみたいです。
 A-11 リワインドの神は虚しき骸にして愚かなる人間。  面白かった!
 B-05 かくして王は  吟遊詩人に語ってもらいたい。
 B-06 未だ凍てつく春の中  こういう文章も書けるようになりたい。
 C-01 毒  料理が美味そうだったんです。
 C-03 ジンニーと魔法の絨毯  は、鼻毛!
 D-04 腐乱天使  色々と凄かった。
 D-06 空を越えたら 青春部門で一番好き。あとこれが紅月さんであってくれ! って念じてました(笑

 追記:
 そして、正解発表されて作者さんの正体に一番のけぞったのは――

 B-12 Aurora Breakup

 まさかこの方だとは……
 かっとんだ内容もインパクトあったけど、それ以上のインパクトを受けましたよぉぉぉ。


■参加作品の中で印象深いタイトルの作品をあげてください。
「A-11 リワインドの神は虚しき骸にして愚かなる人間。」
 もうぱっと見てタイトルから与えられるインパクト。

「C-01 毒」
 これもインパクト強かった。

「D-04 腐乱天使」
 注意マークもありましたし、目に飛び込んだ瞬間「なんだこれ?」と。


■参加作品の中で面白かった3作品&一言感想、お願いします。
 A-11 リワインドの神は虚しき骸にして愚かなる人間。
 B-06 未だ凍てつく春の中
 D-04 腐乱天使

 感想は各ブロックの感想で書いているので割愛です。


■探偵さんに一言。
 お疲れ様でした。
 次回がありましたら、今度は皆さんから逃げ切ってみせたいと思います! (後に言わなきゃ良かったと悔いること必至)


■他の参加者さんに一言。
 作家の皆さんには楽しい作品への感謝を、探偵・読者の皆さんには拙作をお読みいただいたことへの感謝を、感想まで書いていただけたことには大感謝を。
 
 何より、管理人の青野さんには深く深く感謝と御礼を申し上げます。本当にありがとうございました!


■次回(あるかも?)について一言。
 是非、また参加したいです。




<もう一つ追記>
そうそう、文や設定に関することで。
『猫またぎ』についてですが、これは複数のものを示す猫またぎを“”で括っておいて、読者さんに「猫またぎと言われているものの内、今食べてるのはどれかな?」と推測してもらう狙いがありました。もちろんそのまま『猫またぎ』と認識してもらったまま読み進めてもらっても問題ない形で。うまく……いったかなあ……。
それと、『ふろ~らるな香りのシャンプー』はサキチのこだわりです。

投稿者 楽遊 : 2008年02月29日 22:42

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コメント

こんばんはー。紅月です。
そして的中おめでとうございますーw
今回はあとがきテンプレで書いてあるように「前作と同じ雰囲気はフェイク」でひっかかってくれないかなーと思いながら皆様の推理を楽しんでおりましたですよー。

残念ながら景品はありませんが(汗)

でもでも、ブロックで一番好きな話が楽遊さんの作品だと知ってなんて運命的と思いました。次があれば自分の好きな作品を楽遊さんに当ててみます。

では、ありがとうございましたー

投稿者 紅月赤哉 : 2008年02月29日 23:52

紅月さん、どうもですー。
無事的中できましたー。
正直、推理中「前作と同じ雰囲気はフェイク」じゃないかと思いました。そして、それが怖くて「フェイクじゃありませんように」と念じて(笑)たんです。疑心に囚われず素直にいって良かったですよ(^^

そして、僕の作品への紅月さんの感想、読んでいてとても光栄でした。
そこまで気にいっていただけて嬉しかったです!
サキチに給料食われているヨシユキも本望ってものでしょう。

もし次回もありましたら、紅月さんの作品は今回以上にフェイクを疑おうと思ってます。
なにせ「あとがき」で覆面被りまくる気配がバリバリですから(笑
その時はまた息切れしながら追跡しようと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたしますね(^^


では、こちらこそありがとうございました。

投稿者 楽遊 : 2008年03月01日 01:17

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