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2007年12月04日

好き嫌いはありません

白菜がおいしい季節ですね。
浅漬けはご飯を進ませます。
醤油をちょっとつけてね。ほかほかのご飯の上に載せてつやつやの白米ごと救い上げてぱくりと。
白菜の甘味と醤油の塩気が米の旨味に加わり敵無しです。

でもやっぱり白菜の真骨頂は鍋でしょうか。
凝る必要はありません。
白菜と豚バラを一緒に煮るだけで十分です。
水を少なめにして弱火でことこと。白菜から出る水分に肉のコクが加わってグーです。
常夜鍋なんかもいいですね。
白菜と油揚を一緒に煮ても美味いです。鶏のツミレなんか入れるとさらに美味い。
熱々でとろとろになりだした寸前、わずかにしゃきしゃき感を残した白菜とポン酢の組み合わせは最高です。

ていうかポン酢と言えばそれこそ鍋ですね。
鍋。
これからの季節最強の料理です。
水炊き、鱈チリ、カニ、ふぐ、寄せ鍋白菜は欠かせません。
出汁の染み込んだ肉厚の葉を口に含むとそりゃもう幸せです。
二十歳超えてりゃそれらに旨い酒を合わせてきゅーっとやるとメロメロです。

食欲の秋なんて言葉がありますが、食欲の冬も乙なもんです。
秋に採れたサツマイモが、今、石焼き芋屋の荷台の上でほっこり焼きあがっています。
紫の皮に少し焦げた飴色纏う芋をアチチと言いながら割ると、濃厚な黄色が湯気を立てて現れます。
しっとりとした艶や糖蜜のよう。
甘い香りが誘惑する。
寒い公園で食べるのもいいでしょう。
コタツに入って、それとも暖房にあたりながらもいいでしょう。

魚がおいしくなります。
鍋に最適な鱈、ふぐもカニも旬。
高級食材めったに食えなくても食えたら頬が緩む緩む。
寒ブリもいいですね。刺身、照り焼き、ブリカマ。安く売ってるアラを煮ても美味。ブリ大根もいいなぁ。

そう、忘れちゃいけない冬の大根。
ブリ大根だけでなく、イカと煮てもいい、がんもどきと煮ても美味しい。
ふろふき大根も捨てがたいし、でもやっぱり何よりおでん。
おでんっ。
カラシをたっぷりつけて齧れば沁み込んだ露と大根のジュースがこぼれ出る。熱い、辛い、嗚呼でも美味い。
メインの素材の引き立て役をしながら自分も一線級。同じ料理に使われることは少ないけど白菜と大根の両雄は冬の食卓の名優。

そしてその気になれば年中食えるモチだって、やはり情緒があるのは冬。
網の上でぷくりと膨れる姿は窓の外の枯葉に趣を添える。
ストーブの上で焼いちゃったりなんかしてね。
うまく真ん中から膨れなくて意表を突かれちゃったりしてね。
まだ温まりきっていない朝に頬張るのもいとをかし。
善哉に濃い緑茶の組み合わせには寒風もたじたじだ!


……腹、減った。

投稿者 楽遊 : 2007年12月04日 00:07

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